【コラム】オーディションの印象を左右する、無意識の仕草と振る舞い。
こんにちは!
S&S声優コースの佐山です。
前回のブログでは、
2025年度の合同オーディション終盤、
メインとなる合同審査は
最も多くの事務所の方が集まる
という話をしましたが、
合同審査は無事終え、
加えて2社の単独審査が終了しました。
そのうちの1つの事務所のオーディションが行われた夜に、
ベーシッククラスのレッスンがあり、
講師の勝沼さんから
「ちょっとした仕草や振る舞いが審査にどう映るか」
というお話を伺いました。
🔑無意識の振る舞いが印象を決める
話しているときの仕草や態度は、
いわゆる「自信のなさ」と結びつくことがあります。
もちろん、
「自信がない」こと自体は悪いことではありません。
誰でも緊張する瞬間はありますし、
完全に自信満々という人はほとんどいません。
ただし、緊張や不安が強く表に出すぎると、
相手に「大丈夫かな」と思わせてしまい、
印象に影響します。
今回のレッスンで指摘されたのは、
次の3つの動きでした。
・身振り手振りが多い
・目を合わせない
・瞬きが多い
このような無意識の動きが、
「自信がなさそう」
「落ち着きがない」
と映ってしまうことがあります。
🔑目線ひとつでも印象は変わる
私も生徒さんによく伝えています。
「マネージャーさんの目を見て!
怖くても目を逸らさないで!」
特に合同オーディションのように、
複数の事務所が同時に審査する場合、
「どこを見ればいいのか分からず宙を見る」方が多いのですが、
これはもったいない行動です。
審査員は、
あなたが誰を見ているか、
誰を見ていないかも自然と感じ取ります。
マネージャーは
「この新人は外で通用するか」
「仕事を任せられるか」
といった視点で見ています。
仕草や態度は、
それだけで「どんな人間か」という印象を与えるのです。
例えば腕を組むだけでも、
無意識であっても相手には
「心を閉ざしている」
「偉そう」
「怒っている」
など、さまざまな印象を与えることがあります。
🔑無意識を顕在化することで表現が広がる
自分の“癖”を自覚できると、
逆に演技で活かすこともできます。
無意識を顕在化することは、
自分を知ること。
自分を知ることは、
表現の幅を広げることにつながります。
フィードバックでよく聞く
「無意識でしたー」という声も、
無意識のままでは表現は広がりません!
どう感じ、
どう動いたのかを自覚してこそ、
再現できるのです✨
芝居は生ものなので、
「同じことを二度としなくていい」場面もあります。
ですが、同じものを求められたときに再現できる力も必要です。
不要な癖を手放すだけで、
印象も表現も大きく変わります。
🔑まずは自分を客観的に見ることから
「自信がない」ことは悪くありません。
でも、「大丈夫かな」と思わせてしまうほどの自信のなさはもったいないものです。
まずは、鏡や動画を使って
自分の仕草や振る舞いを振り返ってみましょう。
小さな意識の積み重ねが、
オーディションや表現力に大きな差を生みます。
今回は、
事務所のマネージャーさんがよく言う「人間性」とは、
仕草や振る舞いにも表れる、というお話でしたー(^-^)
それでは今日はこの辺で。
次回の更新もお楽しみに!
(佐山)
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