【コラム】息の長い声優になるために。
こんにちは。
S&S声優コースの佐山です(^-^)
声優を目指している皆さんならすでに感じていると思いますが、
声優の仕事は本当に幅広いですよね。
アニメや外画のアフレコはもちろん、
ゲーム、ボイスドラマ、ドラマCD、オーディオブック、企業VP…
「声」で関わるジャンルは想像以上に多彩です。
そして、さまざまな活躍の仕方がある中で、
息の長い声優さんを見ていると共通して感じるのが
「ナレーションができる」「ナレーションがうまい」
ということなんです。
🎙️ナレーションは「読めればいい」というものではない
ナレーションというと、
「文字をそのまま読む仕事」というイメージを持つ方が多いかもしれません。
でも実際には、
ストレートに読むのか、
キャラクター寄りのニュアンスが必要なのか、
世界観重視か、商品寄りのニュアンスか…
ひとつの原稿にさえ、正解がひとつではありません。
だからこそ、
とても奥深く、そして難しいジャンルです。
実際、
・癖が取れない
・情報が伝わらない
・どこを立てればいいのか分からない
・表現が単調になってしまう
という悩みは本当に多く聞きます。
🎙️“芝居力”はナレーションにも生きる
私は普段から
「声より芝居!」「演技の土台がすべて!」
と伝えていますが、
その“芝居力”が実はナレーションで大きく役立ちます。
原稿を読み解く力、
行間や状況を想像する力、
聞き手の感情の動きをつかむ力――
これらはすべて演技の中にあるものです。
つまり、
ナレーションは「演技の基礎」をそのまま言葉に落とし込む作業と言えます。
だからこそ、演技力のある人ほどナレーションが伸びる。
これは、長年レッスンを見てきて強く感じることです。
🎙️自分の声の“色”を知るということ
ナレーションの面白さは、
声優本人の“色”がとてもよく出るところにあります。
同じ原稿でも、
読む人が変われば、伝わり方も印象も、まったく違う。
だから、
自分の声がどんな場面に力を発揮するのか、
どんな原稿と相性がいいのか、
どんなニュアンスが武器になるのか――
それを知っておくことは、声優として本当に大切です。
その「気づき」があるだけで、
読み方も、現場での方向性の出し方も大きく変わります。
🎙️ナレーションは“一生ものの技術”
キャラクターの仕事は波があります。
流行や制作本数にも影響されます。
ですが、
ナレーションができる人は、
声優として仕事が途切れません。
決して派手ではありませんが、
声優として“息長く続けるための技術”といえると思います。
だから、
声優を志す方にはぜひ一度、
ナレーションというジャンルに触れてほしいと感じています。
🎙️S&Sのナレーションレッスンについて
S&S声優コースでも、
ナレーションが初めての方から、
経験者まで幅広く学べるクラスを用意しています。
講師は、
アニメ・ゲーム・外画・CMなど多方面で活躍し、
若手指導にも定評のある
講師は、
アニメ・ゲーム・外画・CMなど多方面で活躍し、
若手指導にも定評のある 勝沼紀義さん。
読み解き方から声の使い方まで、
一人一人に合ったフィードバックが魅力です。
ご興味のある方は、こちらに詳細があります。
ご興味のある方は、詳細ページをご覧ください(^-^)
▶ナレーションクラス詳細
声優として歩んでいく上で、
自分の声が
「どう聞こえるのか」
「どんな武器になるのか」
を知ることは、
必ず将来の財産になります。
興味を持っていただけたら、
ぜひ一度覗いてみてください。
それでは次回もお楽しみに!
(佐山)
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