【コラム】“表現しよう”とするほど、芝居は嘘になる。
こんにちは!
S&S声優コースの佐山です(^^)
レッスンをしていて、
どうしても気になることがあります。
それはーー
「表現しよう」と“しすぎる”人が、
とても多いということです。
感情を出そうとする。
うまく見せようとする。
上手く演じようとする。
でも実は、
そこにフォーカスしている限り、
芝居は深くなりません。
演技は、感情を“作る”ことではありません。
感じた結果、にじみ出るものが表現です。
泣こうとするのではなく、
その状況の中で本当に苦しいのか。
怒ろうとするのではなく、
自分の何が脅かされているのか。
まず必要なのは、
その役が何を求めているのか。
そして、自分が本当に役の目的を持てているか。
ここが全てなのです💡
🎙️役には必ず「目的」がある。
どんな役にも、必ず目的があります。
・愛されたい
・認められたい
・話を聞いてほしい
・相手に謝らせたい
・思い通りにしたい
目的が明確になると、
台詞は「音」ではなく「行動」になります。
逆に、目的が曖昧なまま感情だけ出そうとすると、
「それっぽい芝居」になります。
これはプロの現場では、
声だけでも一瞬で見抜かれます。
どんなに声の技術があっても、
目的のない芝居は浅いのです。
🎙️「どんな気持ち?」では足りない理由。
レッスンでよく、
「このシーンでこの役はどんな気持ち?」
と聞くことがあります。
すると、
「悲しい」
「楽しい」
「照れている」
という答えが返ってきます。
でも大事なのは、
「悲しいかどうか」ではありません。
「なぜ悲しいのか」です。
そして、その感情が自分の中で体感として起きているかどうか。
「悲しい気持ちです」と答えて、
悲しそうな声を出しているだけになっているケースは、
少なくありません。
「今、本当に苦しい?」
「胸は締め付けられている?」
「体はどうなっている?」
と聞くと、普通にリラックスしていたりします。
よく「リラックスは大事」と言われますが、
実際に悲しい時や怒っている時、
体は本当にリラックスしているでしょうか?
していないはずです!
胸がギュッと苦しくなったり、
頭がカーッと熱くなったり、
はらわたが煮えくり返りそうになったり。
目的が明確であれば、
感情も感覚も自然に動くのです。
🎙️台本分析の本質とは何か。
感情を追いかけるのではなく、
目的と状況を掴むこと。
そしてキャラクター分析を徹底すること。
これが台本分析の本質です。
演技がうまくならない人の多くは、
センスがないのではありません。
台本の読み方を知らないだけです。
・役の目的をどう見つけるか
・関係性をどう整理するか
・行動にどう落とし込むか
ここが曖昧なまま稽古を続けても、
根拠のない感覚頼りになります。
根拠のない感覚は、
安定しません!
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そこで、一年に数回開催している
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「目的の掴み方」
「行動への落とし込み方」
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講師は、
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小島節子。
(S&Sエンターテインメントスタジオ代表)
彼女が教えるのは、
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イヴァナ・チャバックの演技理論。
小島氏はイヴァナ本人から絶賛された数少ない日本人俳優の一人であり、
そのメソッドを日本人の身体感覚と情緒に合わせて磨き上げてきました。
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本気で演技を深めたい方のご参加をお待ちしています✨
それでは今日はこの辺で。
次回の更新もお楽しみに!
(佐山)
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