【コラム】役に「なる」「なりきる」「生きる」と言いますが。
こんにちは♪
S&S声優コースの佐山です。
よく「役になる」とか、
「役になりきる」とか、
そういった言葉を
レッスンや稽古場で耳にすることがあり、
「なる」「なりきる」よりも
「役を“生きる”」がしっくり来ると
これまでも話題にしてきましたが。
「なる」も「なりきる」も「生きる」も、
台本を読解・分析できていて、
全体の目的や役の目的や
内面で何を考えているかを理解できていなければ、
結局はどう言っても意味がない、
または理解できていれば
「なる」「なりきる」「生きる」
どう言っても使う言葉が違うだけで
同じかな、と感じました。
先日、とある声優さんの番組で、
その番組を創る企画会議の映像を見たのですが、
出来上がった台本を読む演者側ではなく、
創る側となった時に、
このキャラクターはどういう目的にここに存在していて、
何をしようとしてこの行為をしているんだろう
ということを作る側として会議していたんですね。
作品を作る時に設定としてそれらを考えることは、
当たり前ですし今更なのですが、
しかし改めて、
作品ができた工程を知らない場合に演者は、
この人物は
「何が目的でここに存在しているのか」
「何をしようとして“それ”(行動)をしているのか」
「何がしたくて“そう”(台詞)言ったのか」
など、
創り手がどういう目的を役に持たせて
役が目的を達成するために必要な場所設定や関係性、
物語そのものを考えているかを、
考えたりしているかな?と思いました。
それよりも先に、
台本に書かれた台詞をどう表現するか、
「どう言おうか」ばかり
考えていやしないかと。
「どう表現するか」より前に、
どんな人物なのか、
何を思っているのか、
どんな目的があってその台詞を言っているのか、
考えているかいないかが、
プロかプロでないかの境目でもあると感じます。
(あ、プロでも考えていない人もいますが)
いい声、珍しい声だけで、
声優になれる人もいます。
…ということも散々書いていますが、
やはりそれだけでは長続きしません。
やっぱりいい役者さんは、
役のこと、作品のことを、
深く理解しているな、
ちゃんと調べたり分析しているな、
と普段の会話からも感じますし、
演技も明らかに違います。
台本と向き合う時、
『まず「どう表現しよう」と考えること』
をやめてみてください。
その前にやることがあるから。
ではその“やること”のやり方がわからない場合はどうしたら良いのか。
そんな時こそ、
S&S特別演技講座として行なっている、
『台本分析ワークショップ』
です!
絶対受けた方がいいよ、
と思う人というのは、
「読解力が弱い」「苦手なことは台本読解」
とずっと言い続けている人です!
というわけで、
台本分析ワークショップの情報は
以下の画像からページリンクに飛べます♪
開催日が講師のお仕事の関係で延期となったので、
今からでも座学編のアーカイブ動画で
台本分析方法の知識を頭に入れることはできます。
ですが知識を入れても、
実際に使いこなせなければ意味がない。
まずは座学編を視聴し、
そして運よくも延期となり
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是非参加されてみてください♪
講師の小島節子氏は、
この台本分析を伝えていくことで、
本気で取り組んだ方々を
トップレベルの俳優に育て上げています!
個人レッスンはなかなか取れないトレーナーですが、
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この機会に是非!
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S&S声優コース担当
佐山直子
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